2012年9月13日木曜日

Reading -flowers

今宵も冴える頭に読書を少し。

花についての一節。

名前をつけるという行為は愛情と関心と敬意のあらわれであり、また名前と実体とは切り離すことのむずかしい関係にあって、それが言語の本質のひとつをなしていはのは確かですが、目前の一輪の花の精妙な美しさに驚きと畏敬を感ずるとき、それに名前をつけるという行為が、どこか自然に対する冒涜とも思えることが私にはあります。際限もなく名づけることで人間は自然に、そして宇宙に秩序を発見し、ひいてはそれを支配しようとしてきたのですが、一方で名づけられぬもの、言語化できぬものに対する畏れも、常に私たちの心の底に隠れています。

花を感ずるには花という集合名詞だけで十分だというのは、星を感ずるのに天文学は要らないと思うのに似ています。、、、

愛情と感心と敬意の表れかぁ、。

そこんとこ、ちょっと欠如してるかも私。

日々つくるモデルは愛情のもとに生まれてくるけれど、その名前となるとね。。。

集合名詞に在る強いピースでありたいと願うばかりです。

筆者、〆に

ちなみに私の好みは派手な大輪の花よりも、小さい地味な花のほうに傾きます。そして切り花よりも野生の野花のほうに。


2012年9月10日月曜日

Reading

随分ご無沙汰でした。

やることが多すぎて、床についてもなかなか眠れず夜がふけていきます。

さて、今日の読書。

ゆとりとは。

ゆとりとはまず何よりも空間のことである。ラッシュアワーの満員電車のように、心がぎゅうぎゅうづめになっていてはゆとりはもてないだろう。心にぎゅうづめになっているものが何であるかは関係がない。それが欲であろうと、感情であろうと、思考であろうと、信仰であろうと、動かすことのできる空間が残っていなければ、息がつまる。そして動かずにこり固まってしまうと心はいきいきしない。他の心と交流できない。

とさ。

それから、

ゆとりは私たちの住む地球に対して、宇宙の真空にも似ていようか、それはまた私たちの生きる一生のつかの間に対して、永遠とも言えようか。自分を、自分の心を突き放し、相対化して見ることのできる視点、心の外のもうひとつの心。ユーモアと呼ばれる心の動きもまたそこに根を下ろしているように思われる。

なるほど。。。


2012年7月28日土曜日

Deep green

猛暑を避けて、碧深く。
スピリチュアル系の仕事をする友人と、リトリートのできる散策路の下見に行きました。
普段はより高い山への入山口である御岳山を、初心者向けに改めて吟味します。
ここにあるロックガーデンは、二つの滝を繋ぐ沢沿いのエリア。
天狗とおおいぬ様が守るこの地、パワースポットも多く点在し、鬱蒼と茂る原生林の中に突然現れる滝、樹齢300年を越える大木、深く苔むす巨石に圧倒されること屡々。山歩き、頂点を目指す事だけには有らず、この緑深い中に身を置くことにこそ愉しみがあると言うもの。普段とは違う視点の山行、とても新鮮でした。
友人も大満足。ロケーションは最高!さてアクセスは?
そこまで良いわけはない、、、よね。
そんなに簡単に、楽園には届かないのです。山育ちの彼女には歩けても、都会の日頃歩かない方々には???
無理?無理、ですかね。残念ながら、。。
諦めきれずに帰りは反対のルートで下山。面白みには欠けますが、こっちを往復なら何とか歩けるか、という結論にまとまり、結果計5時間で合格です。
帰りは近くの酒蔵で、美味しいお豆腐と甘酒炭酸割りを頂きながら、今日を振り返り、二人満足帰りました。
あぁ、暑かった、、、、。





2012年7月23日月曜日

Get lost again.

デザインの途中で迷子になった。

入口では、はっきりと見えていた真っ直ぐな道が、進んでいくうち こっちに寄り道、あっちでお休み、ついには道まで蛇行して、今日は遂に道が途絶えた。

デザインの作業は本当に甘い誘惑の罠の道。時間がたつにつれて新しいアイデアが沸き起こり、また巷では理解をこえた物が流行ったりする。

そんな訳で、本日は時間を切り裂き戻り道。やりたいことの再確認。。。

イメージボードが囁いた。

"あなたの作った世界ですけど?"


2012年7月22日日曜日

DNA

日曜らしく庭の手入れを。

種がとれる春の花ばなをようやく収穫して採集すると、どれもこれもゴミのような、よく言えばゴマのような、小さな小さな種がごまんと採れた。

こんなちっぽけな粒の中に、次の世代への全ての情報がつまってるんだなぁ、

なんて、改めてながめたり。

魚のスイミーではないけれど、この内どれだけが発芽するのか。きっとほんの一握りに違いない。

生命連鎖の神秘を見たり。
ミクロとマクロは実はおんなじ物なのかしら?

ひとしきり眺めたあとは、可愛いオダマキの殻を花瓶に投げ入れてみたりもしました。

2012年7月18日水曜日

紅一点

夏にこの花が咲くと思う言葉、

紅一点。

我が家の淡い色合いの庭に、一年に一度だけさされる鮮やかなヒオウギ水仙の紅。

いつもハッとさせられる自分がいる。

何と美しいのだろうと。


2012年7月17日火曜日

Salon de fromage

新しいユニフォーム企画が始動。


こちらパリ店舗の写真な~り~。
あれ?チーズ屋としてはとてもシックな色合いの内装、、。
肉屋の隣のその辺の店とは大分違いますけど。

そうそう、フランス人にとっては日常の食材だけど、日本での位置づけは、それとはかなりの違いがあるんだよね。
日本人のオーナーだと、チーズもこんなに洗練ムードになるんです。

なんといっても日本でチーズは高級食材だもの。

さて、この認識の差を踏まえ、パリ店、日本店のユニフォーム、どうやって統一させましょう?
普段の服作りとは違う、悩みどころ満載のお仕事となりそうです。

salonと名のつくチーズ屋企画のはじまりはじまり~。





2012年7月2日月曜日

Nice trek

頭の雲谷がどうにも晴らし難く、突然の思いつきで山へ出かけた。

行き先に特にこだわりはなく、近場の歩きやすい山を選んだので、多少の混雑は覚悟の上。しかし案の定、バス停は100人を超える老若男女がゾロっと列を作って待っている。

まぁ、いい。

山に入って暫くすれば、そこは下界の喧騒とは切り離された、自然の息吹が待っていた。

やっぱり、ここ。

私はスピリチュアルな世界みたいなものからはもっとも遠い、そういう事には全く疎い人間だが、山にはいると体も心も綺麗に洗い流されて、心の色が透明にリセットされる感じがする。

以前ハーブの効用について調べていたとき、

全ては波動。弱くなった体にハーブの波動を取り入れる事によって、自分の波動のリズムを取り戻す。

というのを読んだ事があって、

自然の中に身を置くこともまた、同じような効果があるのだろうな、とじんわり実感した一時であった。

山頂では去年と同じ場所で少し遅いオダマキとの再会も果たし、澄んだ気分で下山。。さぁ、また頑張りますか♪

2012年6月27日水曜日

Rustic simplicity



昼休みにちょこっと書いてます。

そういえば、友人の展覧会&受注会って始まっていなかったっけ?と。

、、、昨日からやってました、以下詳細。


emic:etic & tabrik  即売及び、秋冬受注会

京都のid Gallery にて

add: 京都市中京区夷川通寺町西入南側
tel: 075-212-0075

すっかりご無沙汰していますが、二人とも作家肌の素敵なデザイナーです。

今回のテーマは”服飾と草木の研究室”だそう。
彼女達の作品は、標本箱の中をのぞいたような、繊細で素朴な味に溢れています。

ハンドワークがお好きなお方には是非お勧め。
会場にはデザイナー本人達もいるそうなので、面白い話が聞けるかもしれませんね。

会期は7月の2日迄。








2012年6月21日木曜日

Ligne "VACANCE"


台風と共に帰国、翌日は荒れ果てたアトリエの庭の片付けで終わり、ろくに仕事にかかれないまま、今日はもう木曜日。

リラックスラインのミーティングがありました。

バリ島で集めてきた素材と、大まかなコンセプトの接点をさぐり、年間のアイテム展開を視野に入れながら、構成の枠組みとブランドイメージを決めて行きます。

この新ラインは年間を通して基本はリゾート。プリントワンピース中心のコンパクトなコレクションで、今までやってきたシーズン性の高いものとは違った、雑貨的要素を含んだポップな構成を目指しています。

マーケットに詳しいこの友達が用意してくれた資料を、一つ一つ丁寧にチェックしながら、

フムフム。
だったらこれは??

と、お互いに意見を出し合い議論を進め、あっという間に4時間。

取り敢えず何枚かサンプルを作り、2週間後に再ミーティングとなりました。

少しずつですが確実に進む、この感じがとても好きです。

2012年6月16日土曜日

un aperitif discret

今日は一体何度のため息をついたのだろう。。
インドネシアという国でハッスルは日常茶飯事、というのは百も承知だが、今朝は久々携帯越しに怒鳴りちらしてしまった。。のを皮切りに、右から左から理屈の通らない問題処理に追われ、挙げ句の果てに、夕方行った染め物工場では約束をすっぽかされて、最悪撃沈。

あ~ぁ、というときに、一緒に工場に行った友人がビーチに誘ってくれた。

Kマートで買った各自1本のビンタンビールを片手に、観光客のいないローカルビーチへひたすらバイクを走らせる。と?

そこにあったのは、とてつもなくひろーいひろーい空。

ひたすらボーッと眺めて30分。何だかどーでも良くなりました。

帰りは既に夜空に満天の星。

360度の地平線を見渡しながら、自分の存在の小ささを噛み締め、夜の一仕事に戻るのでした、、。

2012年6月14日木曜日

Batik & Colors

今日の空は絵の具で描いたような青と、綿菓子の白い雲。

昨日より出張でバリ島にきています。

今回のミッションは主に生地探し&サンプル作成なので、初日から大渋滞の中、バイクを走らせ生地屋を廻ることになりました。

3つのラインを同時に進行している為、かなり色々な生地のリサーチをするのですが、毎回楽しいのは、何と言ってもバティックの生地屋めぐりです。

トラディショナルなものから、よく見るリゾート感タップリのハイビスカス模様、タイダイ柄と、良い悪いは別としてそのバリエーションの多さに目がキョロキョロしっぱなし!選ぶのは楽しさを越えて一苦労です。

そんな中でも、疲れを吹っ飛ばす注目するレンジをここに一つご紹介。

バリ島という土地は、観光目的だけでなく、物作りに携わる外国人が多く訪れる場所。そんなウエストナーからここ数年新しい動きが見られます。それは、昔ながらのモチーフにヨーロッパ的色を乗せ、新しいバティックを作るということ。泥臭い、見慣れた柄が何ともモダンに蘇り、それがとても新鮮です!あのヨーロッパ的な柔らかい色調で染められたバティックは、エスニックの枠を簡単に乗り越えて、私の感性を心地良く刺激してくれます。

まさに国際色豊かなバリ島ならではのコンビネーションですね。

来シーズンから始める予定のリゾートライン。とても楽しみになってきました。


2012年6月11日月曜日

Penhaligon's


梅雨入りです。

スイッチを誰かが入れたような、空気の変わり様。どこもかしこも、気分まで一気にジメジメムード。"爽快感!"という言葉が、とても遠い日の物の様に感じます。

日頃から、気分の切り替えにアロマの力を借りる事が多いのてすが、今日はpenhaligan'sのeau de parfam,"ELLENISIA"を手にとりました。

甘いクチナシから爽やかなローズ、抜けるようなプラムネクタ-へと移りゆく香りは、この季節の代名詞のようで、憂鬱な空気を優しく、気持ちを新たに目覚めさせてくれます。

この香りとの出逢いとは?

友人の彼の誕生日プレゼント購入に付き合った時のことです。丁度この時期、仕事でアロマオイルの調合に携わっていたので、ここの全ての香水に漂う高貴でピュアな香りに強い衝撃を受けました。その上パッケージングの素晴らしい事!洗練された箱を包むハンドドローイングの薄紙は、茶目っ気たっぷりで、イギリスらしいウィットに溢れています。すっかりこのメゾンのファンになったのは言うまでもありません。

調べれば、Penhaliganは1860年に英国南西部に理髪店として創業,今では英国王室御用達の大老舗だとか。それは歴史の香り、だったのですねぇ…。素晴らしい!

まぁとにかく、ここの香りはどれも絶対オススメです。因みにここに紹介したELLENISIAの由来は、ケルト語の妖精(elen)、妖精のように神秘的でありながら、不思議な魅力を合わせ持った女性の為のフレグランス、と言うことですょ。

今度欲しいのはというと、。

Elisabethan rose.

こちらは英国のイングリッシュローズを贅沢に使った、摘みたてのバラのようにフンワリ、軽やかな香りでございます。

2012年6月5日火曜日

Pattern making

今は花と鳥達の溢れる季節。

そんな花で溢れる家々の庭を見ていたら、(というわけでもないかも?しれないが)ハッピ~で自由なピースが作りたくなって、こんな1枚を作成中。

最近はゆ~るいパターンが主流となってしまったので、殆ど平面製図からトワールが精々で、考えてみれば、きちんと立体のドレーピングをしたのは本当に久しぶり。ボディーに直接布を当てて、ザクザクと形作っていく作業はなんとも心地がよい!思考が開放される感じです。

しかし、トワールというのは不思議なもの。まるで心の内を表しているようです。

うまくいく時、パターンとなる布、初めは何の変哲も無いシーチングですが、進むにつれてリアリティーを段々に纏い、終にはそれに息が吹き込まれたように実際の素材での”服”として見えてくる瞬間を迎えます。そこまできたら、色々実務が残っているにせよ、このパターンは成功です。

しかし残念ながら、実際にはそうなれるトワールと、そうなれないものが有り、その境目は一体何だろう?といつも思います。

それは多分、、、迷い?でしょうか?

私の場合、見切り発進が多い日常の中で、この”パターン”だけはそれを許してくれません。

頭の中に明確な完成形が見えていない限り、殆どの場合ボディーの上で迷走します。、、そしてど~でもいいゴミ箱行き寸前のパターンになったりします。そこからの修正で何とかなるってことは確実に無いのです。

何にでも心は表れるものなのか。。

ま、とりあえずこのピースのパターンは成功です!
実際の素材のサンプルアップからは、また別の詰めどころが待っているかも?







2012年5月30日水曜日

Anything called "Dentelle".

ここ何週間か、毎日のようにレースと睨めっこをしているような気がする。。。

OEMの企画で選び、新しいラインで選び、さらにクロトのコレクション用にまた選び、と毎回要件はちがうのに、開くカタログは同じときているから付箋だらけになってしまって、、今日はさすがに頭痛がしてきた。

そもそもレースの世界は遠くから眺める位が好きなので、使いこなすのはどちらかというと苦手科目。

リバーレース、チュールレースなどの繊細な物には目がないけれど、どうしてもアンティーク調になってしまうし、ナイロン系のラッセルレースは今一良さがわからない。。トーションレースもスッキリ上げるのは難しいしいしなぁ~。そうなるとモチーフも全部オバサン臭く見えてきて、あ~、ため息。。。

それならば、クロトのコレクション位レース使うの止めれば?
いやいや、そこがアタマの面白い所。今回のテーマにレースは不可欠って事になっているらしいですよ。

ってなわけでやるからには極めるべし。可愛いピース目指して明日もカタログと格闘します。

2012年5月28日月曜日

Admiration of linen

今日は先日伺ったリネン屋さんから聞いたお話。

日本では常にフレンチリネン、ベルギーリネン、リトアニアリネン等、色々な産地の麻が話題にのぼっていて、それに対する憧れは永遠のよう。

でも正直な話、20年服を作っている私でも、素材だけを見て産地を当てるのは到底無理。そして心では産地なんて実はどうでも良いなんて思っていたりする。

リネン屋さんいわく、

日本のお客様が求めているのはヨーロッパの古着であるような徹底的に洗い込まれて密になり、くったりとしたテーブルリネンのような風合い。一方ヨーロッパのお客様はくったりとしたぬめりの上に乗るツヤの良いリネンなのだそう。

なるほどお国柄が出るものですね。勿論各地特色はあるのだろうけれど、どちらかと言うとこの場合、好みの方にお国柄がでているような気がします。

生地屋にとってのスタート地点はどちらにしても高密なリネン、そこにどういった加工で風合いを作っていくかが勝負、試行錯誤の末、同じ番手の麻素地からは実に色々な風合いの生地が出来上がっていきます。

“これはね、ヨーロッパのメゾンのリクエストで作った生地。”

“ネップが多いって言うんで、もう作られへん、って言うたんですけど、どうしてもってことで改良したのがこれです。ピカピカでしょ。”

“これを見た日本のメーカーが、これをもう少し軽くってことで作ったんがこっちね。”

“ほんで、その後更にカジュアルにって言う客がおってぇ、こうなるわけですよ。”

何だか最初のが一番良いような、、、最後のは随分こなれちゃいましたねぇ。と私。何でもこねくりまわしすぎると駄目なんだよなあ、、。

それにしても日本の高密度素材の技術は世界一。その技術で何を表現できるかがセンスなんですね~。全部いいとこ取りは結局二流になってしまうのかも?




2012年5月25日金曜日

Flat house lovers club

久々の快晴にアラタ クールハンドさんが家の取材に訪れました。

彼は長年米軍ハウス、文化住宅などを取材して回っているイラストレーターで、「古くて新しい平屋暮らし」を推進する伝道師。既に4冊の本を出版しています。

今日は築50年を超える自宅、“ジャパマハイツ”を撮影に、なんともカッコいいキャンパーで登場!

超特大のサンドウィッチの昼食の後、おしゃべりをしながら進む撮影。先月アトリエを取材して頂いている時もそうでしたが、平屋にまつわる色々な話を彼から伝授。こちらは当の住人にも関わらず、知らないことばかりで。。ホウホウ、、と頷くばかりです。撮影しているものは、と言えば、かなりマニアック、???な今の住宅には見られないゆる~い建築スタイル?見る人が見れば既に解体の検討にでも入ってしまいそうな箇所がお気に入りのご様子でした。話を聞けば聞くほど本当に平屋に熱いお方です。

そんな中、時間はあっという間に過ぎていき、夕方撮影もひと段落という頃。。。

彼のお友達夫婦が合流することになりました。

聞けば彼らはアラタさんに輪をかけて平屋loversだと言うではないですか。

気さくにハウス事情を聞かせてくれた後、今一番深刻な、平屋住宅保護の問題の話をしてくれました。

何でも最近は住宅の老朽化に伴い、大家の代替わり、心なき不動産屋、不当な料金を請求する修理業者などの問題が増えている為、解体に向けてのエスカレーターが日々加速しているとの事。そこに彼らは今、無償でその保護に乗り出しているというのです。

(凄すぎる!!!)

この御三方、住宅そのものに魅了されているだけでなく、それを取り巻く環境、コミュニティーの大切さを理解しているからこそ、ここまで親身に取り組むことができるのだなあ、と社会的な取り組みに自ら行動を起こしている彼らに私は尊敬の眼差し。

放っておけば後数年で解体されてしまうであろう住宅のレスキュー隊。なかなかできることではありませんね。

この日の夜は、そのまま平屋loversのバースデイパーティーへとなだれ込む形となり、そこでも沢山の方々の熱いハウスへの思いを聞くこととなりました。

結果、もっと大事に住んであげなきゃな、とちょっと我が家に愛を感じ〆。


おススメ:FLAT HOUSE LIFE アラタ クールハンド著 マーブルトロン発行










2012年5月22日火曜日

Linenの世界

ここは東京新橋。

20年来の友人に京都に本社がある麻専門の生地メーカーを紹介してもらいました。

小さなショールームに所狭しと並ぶ生地スワッチをざっと見るだけで、良い物を作っていることが感じ取れ、商談を始める前から"ココはいいかも。"、と思わせてくれる何かがあります。

スワッチを見せてもらう段になり、、、担当者の方を見てなるほど!と納得がいきました。

企画者が何とも楽しそうに商材を勧めてくれるのです。

"どうです、めっちゃいいと思いません?これ絶対パンツですよ~。かっこいいわ~。"

この素材を一番愛しているのは僕なんだよ、と言わんばかりに。。。不景気の中、コストコストで渇渇のメーカーが増えている中、こういう方に出会うとこちらまで嬉しくなってしまいます。

この勢いに飲まれた感もありますが、生地はどれもリネンの美しい艶を残しながら、絶妙にとろみやぬめり、時にはふんわりとした軽さを備えたものであり、だからといってクラシックに留まらない適度なカジュアルさも持ち合わせていて新鮮なものばかり。あ~、どれも皆使ってみたい~~!という気にさせられます。

最近は打ち込みの浅いボイルタイプのリネンが良く出るそうですが、私は高密でちょっとくったりとした素材の虜になってしまいました。

まあ、お値段も素晴らしいけれど、良い素材に目のない私は、心はすっかりクリエーター!?
良いも悪いも色んなデザインがグルグルグルグル。、。、。、。、。

デザイナーをやっててよかったな、と思える一時でした。



2012年5月21日月曜日

Solar eclipse of today

今日は待ちに待った金環日食でした。

次に東京で見られるのは300年後、ということで、何週間も前から眼鏡を用意していよいよ当日!少々の雲がかかることもありましたが、至って好天。神秘の瞬間を楽しみました。地球から見ていると太陽と月が動いているように見えますが、実は軸は太陽なんですねえ、、、。この大地が少しだけ動いているような??感じがして、何度体験しても興奮を覚えます。

この日食、月食にまつわる現象。見る度にその世界に引き込まれていくのはなぜでしょう。

幼いころから数々のこの手の体験しましたが。1999年のフランス皆既日食は特に印象的で、大切な思い出の一つとなっています。

ノストラダムスのハルマゲドン予言の時期と重なったこの日、私はパリの街を抜け、電車でノルマンディーの片田舎までわざわざ出かけて行きました。方角以外は目的地は決めず、適当な駅で下車してからは、雲の切れ間を目指してひたすら田園をさまよって、さまよって、、遮るものはな~んにもない原っぱにたどり着きました。

私たちのほかには誰もいないその場所で迎えたあの瞬間。。。

あたりの気温が一気に低くなり、ものすごい突風が吹き荒れ、鳥の声が一瞬にして止みました。
日没のような闇が宿り、そして皆既日食。。。

今となっては笑い話ですが、正にこの世の終わり、に立ち会ったような気分で鳥肌が立ったのを覚えています。

あまりの衝撃に、翌年見られるという南アフリカの皆既日食に、その時は本気で行く気でいましたけど。。。まあ、そんなお金とヒマはありませんでした!

いつもは何となく眺めている月も太陽も、そしてこの大地も本当に奇跡の代物なんですね。次は6月6日。金星が太陽の前を横切るそうです。

占星術的にはどんな意味があるのだろう、、と思いなどを巡らせながら、次の奇跡を待つことにしましょう。







2012年5月16日水曜日

真夏の企画

5月とは思えぬ日差しの中、某セレクトショップへ真夏物企画のミーティングに行ってきました。

久々のブティックはすっかり夏の装い。店内には冷房が入り、ノースリーブの可愛らしいスタッフの方々が涼しげに迎えてくれます。が、このスウィートな品揃えに全くそぐわない出で立ちの私は、残念ながら真っすぐ2階のオフィイスへ。

今日は真夏物のワンピースを初め、GW前から溜めに溜めていたオリジナル、ライセンス商品の企画を一気に進める日。私の頭ではかなり理解不可能な、エコバッグのえぐい色合わせに始まって、アンティークテイストの白のシリーズ、ストリート系真夏のマクシワンピ、プリントワンピ、セール後投入予定のバカンス仕様のお出かけワンピと、頭の中を切り替え、切り替え、3時間た~っぷり働きました。

それにしても、経営者のI氏のすごいのは、欲しいものがきちんとわかっている所。こまかなディテールに関しては一緒に進めていきますが出来上がりのイメージがぶれないので、詰めていく方も提案のし甲斐があると言うものです。顧客をきちんと抱えている老舗ならではの物の作り方だと、毎回感心させられます。

コレクション制作とはまた違った物作り。
勉強になる事沢山ありますね。

2012年5月15日火曜日

ちょっと寄り道、のパリの風景。

スクラップ資料集めでちょっと寄り道。

珍しくパリに惹かれている今日この頃、現地在住の友人、知人の書き下ろしたパリ案内を改めてパラパラ見直しながら、つくづくパリは一々悪くなかったなあ、、、なぜ気がつかなかったんだろう、と思ったりする。

日本に星の数ほどもある、女子向けのパリ案内や雑誌の特集。どれを見てもあんまりピンとこなかった私が、なぜこの2冊で感慨にふけるのか。

それは恐らく、いわゆる日本人の夢見る白いアンティークのパリではなくて、そこに息づく今の文化を支える物語が見えるからなのだと思う。

勿論内容は蚤の市の案内だったり、溜息の出そうな美しい花屋、宝石のようなお菓子の並んだパティスリーだったりと、一般のガイド的な物も多いのだが、その中にモダン建築、街中に散らばる奇妙なオブジェ、グラフィティーアートなど今のパリも自然に溶け込んでいて、それがとても心地よいのである。

そして、そのどれもがxxx風ではなくてオリジナル、アンティークかつ現役であり、それを愛する人によって日々ストーリーが今も積み重ねられていること。これが本当に素晴らしい!古いものをきちんとメンテナンスして、手から手に受け継ぎ、持ち手の価値を重ねていくことによって、本物は出来上がるのかもしれないなあ。。。

ブランド巡り、蚤の市のショッピング三昧も良いけれど、それぞれに息づくストーリーに思いを馳せながら、ゆっくりお散歩旅行、っていうのもお勧めですよ。

今日の2冊、もし機会があれば手にとってみてくださいね。

清水友顕著 パリ蚤の市散歩 Marches aux Puces de Paris コスミック出版
佐藤絵子著 パリの一番 Le meilleur de Paris  パイ インターナショナル

2012年5月12日土曜日

color scrap

来春の準備を進めています。

気になる色目を片っ端から切り抜いて、レイアウトは構わずペタペタとスクラップブックに貼り付けていく作業。

これを、シルエット、ディテール、プリントやモチーフと、どんどん進めていくと、、モワッと何とな~く、やりたい事のイメージが視覚として見えてくるのです。

私はこの時間がコレクションシーズンの中で一番好きかもしれません。夢見る夢子になりきって、妄想の世界に耽ります。出来上がった世界に満足して、すっかりコレクションが出来た気になってしまうことも多々あります。、というか、いつもそう。。。あ~幸せ。

Mais,attention Mademoiselle!!
(でも気をつけて、マドモワゼル!)

これはまだコレクションのほんの序盤。実践はこれからなのですよ!テーマ、素材、デザインにパターン。まだなぁんにも始まってはいないのです。

ので、くれぐれもお気をつけあそばせ。

2012年5月10日木曜日

春は切手の季節

春は私にとって切手の季節です。

子供の頃、そのデザインの多様さに、誰でも一度は切手集めをしたことがあると思いますが、その一時を除いて、自分にとって切手は”支払い済の印”以上の何者でもありませんでした。

特にメール便という便利物が出来てからは、集荷はあるし、値段も割安、追跡も出来る、ということでそちらをご利用、郵便局にはすっかりご無沙汰に。

ところが2年前、ある事がきっかけとなりました。

新しく取引を始めたニット糸の会社の請求書の切手に、ふと目が留まり。。

”なんて綺麗なんだろう。”

内容はただの請求書でしたが、何だか相手のことを思って選んでくれた1枚のような気がして、それまで気にも留めていなかた切手が急に気になりだしました。

そして次の月の請求書。
やはり封筒には季節に合った美しい切手が添えられていたのです。

些細な事ですが、その好意に本当に心洗われた気持ちを抱き、是非是非見習わなければ!とそのとき私は思ったのでした。

それが私の切手チェックのきっかけとなった出来事。

局へ行くたびに切手売り場をのぞいては、貼られた封筒を思い浮かべ、あ~でもない、こ~でもない、と新たな出会いを求めます。

私論ですが、春は毎年美しいモチーフが沢山でる季節なのではないでしょうか。

基本実用なので80円切手しか買えないけれど、今日も良いものが幾つももあって、、迷った末写真に載せた1枚を購入しました。

小さな世界の思いがけない美、大切にしたいです。







2012年5月9日水曜日

2eme bureau

パリの某ブランドでアシスタントデザイナーとして働いていた頃、日々の雑務に追われるアトリエの空気に耐えられず、2nd officeと名を打ってしばしば近くのカフェに逃げ込んだものである。

天気の良い日にはちゃっかりテラスに陣取り、すばらしい開放感!頼むものはもちろん

"Un demi s'il vous plait!" (ハーフパイントのビールです、勿論)

仕事気分なんてすっかりどこへやら。
まぁ、たまにはストレスフリーな脳がサクサクアイデアを提供してくれたりもするけれど、大抵は実務は忘れ、おしゃべりに明け暮れる。そして、結構な割合でアトリエから強制帰宅のお迎えがあり、その時間には職人たちも一息ついていたりして、、、、そうして夏の一日は過ぎていった。

クリエーションをするフィールドとして、そこの生産現場はあまりに酷な環境で、想像力も、コレクションのアイデアも、そのストレスに打ちのめされてしまうのが日常茶飯事。そこから逃れる術なり、場所なりが時として必要だという結論から、私たちはそのカフェを2eme bureauと名付ける事としたのである。

以来、どこで物作りをしていても、その存在は心のどこかにうろついていたのかもしれない。

さて、今日は天気もよいので、飯田橋のカナルカフェでお友達とランチ&ミーティング。
そこは都心には珍しく、水辺だからか実にゆったりした時間と空気がながれており、何とも解放的な気分。それがふと、かの記憶をよみがえらせた。

東京は、都心には良いカフェはあっても人、音、情報で溢れかえっているし、郊外では自然はあっても、ソティスフィケートした空間を見つけるのは至難の業。結局私は後者を選び、日本の2nd officeはお預け、ということになっていた。

しかし、ここはそんなジレンマを払拭してくれる空間。
都心にいることも忘れ、女3人の~んびりと午後のひと時をすごしたのでありました。

ちと遠いけど、あった、あった、東京の2eme bureau.



2012年5月7日月曜日

とりあえずのカーディガン

GW明けの1日目はカーディガンについて考えている。

この1週間で随分と梅雨にむかって前進したような、ムッとした湿度のもとに迎えた月曜日。
気温は23度まで上がるらしいけれど、朝晩はちょっとね。。と(今更ながら)カーディガンを引っ張り出した。

ここ何年も、春夏のコレクションでは必ずカーディガンを作ってきたし、アシスタントにきいても

”カーデがほしい”

といつも言われるので、毎年ニットの1枚目は大体においてそのデザインから。

なんとも便利なアイテムで、春先は羽織物やワンピ代わりとして登場し、夏の冷暖房がきつい季節には、再びその身を守る必須の1枚として重宝される。

だからこそ合わせやすいように”仕上がりはさっぱりと”を心がけ、欠かさず作るようにしてきたのだけれど、、、。

しかし、なんだか今年はちと違う気分なのである。

春のベーシックなカーデってホントに毎年いるの?

ニットと布帛のラインを分けたせいで、ベーシックな部分をそこに預けてしまえるせいか、デザイン面が表にでる布帛ラインでカーディガンをつくるなら、もっと遊んでいいんじゃないか、という心が沸々と心に沸いている。。。

春先の羽織は一重のコート、カーディガン、軽めのジャケット、革ジャン、、、etc。

と、色々種類はあるけれど、いつも探しているうちに季節の方が逃げていく、作る側からすると実に悩めるピース。

そしてカーディガンも然り。。。
さあ来年の1枚、どうしよう?

2012年5月4日金曜日

Routine


計画どおりに事は運ばないものというけれど、よくも毎日降り続いてくれるものであります。

外での仕事は今日も無理。
朝から気を取り直し、ウェブのリニューアル作業を続けることにしました。

レイディオヘッドの音楽をセット、お湯を沸かしてビスケットも用意。紅茶はもちろんアールグレイ。。

、、、とパソコンに向かう前の準備が長い私。 (やりたくないの?)

あれ???紅茶が切れているではあ~りませんか???どうしよ、、、。

別に紅茶がなくてもいいじゃない、作業には何の問題もありません。とは思うのですけれど、
何だか落ち着かなくて、ちょっとイライラ。いそいそと買いに出かけました。

こういう小さなルーチン、皆様ありませんか?

私にとって紅茶とは、ミルクのたっぷり入ったアールグレイ。もう10年以上も前から決まっていて、
それにはお伴のお菓子がなくちゃあいけません。イギリスのボロボロに砕けるマクビティがあれば言うことなしです。これが揃ってこそ安心して作業も進む、というもの!?

ルピシアで美味しい茶葉を入手。よかったよかった。

結局時刻はお昼近くやっと準備万端となり、安心してリニューアル作業に向かうこととなりました。

雨の止む気配もなし、どうやら今日も一日パソコンの前で悩むこととなりそうです。




2012年5月1日火曜日

DIYな週末

先日書いたように、この週末から自宅メンテに取り掛かっています。

ココは米軍横田基地のお膝元。米軍ハウスといわれる平屋がまだ数多く残る地区で、自宅もアトリエもこの一風変わった愛すべきハウスを賃貸しています。

しか~し、問題はそのコンディション。何しろうちは築年数ざっと50年はゆうに超えるボロ住宅で、床なんかもかる~く傾いていたり、外壁は先日の強風でペラペラめくれ、完全に抽象壁画の域。
色んなところが常にマズい状態が当たり前で、、そんな家にいちいち大家が修理の手を差し伸べてくれるはずもないというわけ。

さあ、今回はどこからかしら?

まずは簡単そうに見えるが故に3年間手につけていなかった窓枠の塗装に着手。
スモーキーなペパーミントを!と直感でペンキを買い、いそいそとマスキングマスキング。

翌日早朝から仕事にかかりました。

頭に思い描いた微妙なニュアンスとは裏腹に、刷毛からついたその色は、、

甘かった。。。

なんだかとっても綺麗、クリーンなミントグリ~ン。あぁ、やっぱり日本のメーカーが出す色はこんなもの。ボロ壁の醸し出す強力なインパクトの前に、私の幻想は崩れ落ちていきました。。

今更色を変える気力もなく、2週間後は馴染む、馴染む。。。と今は祈るばかりでございます。

2012年4月28日土曜日

今日からGW


今年のGWが何んとな~く始まりました。

冬が長かったのか、春がぼやけているからか、どうも心に春スイッチが入りきらない今日この頃。
お花見なども一通りやっているのに、おかしい、おかしい。

しかしながら、、時間だけは確実に進んでいて今日はもう28日。

GW初日の朝。な、なんと快晴だった!
わぁ、朝から庭で朝食かしら?とでも言わんばかりの眩い朝日に少し心が躍りました。

毎年この休暇は家のメンテナンスに明け暮れるのが恒例になっていて、今年も例に洩れず、ずらっと修理のリストが並びます。3年越しになっているバスルームの改装、窓枠の塗りなおし、玄関前の水はけ対策、やりかけのソファーカバー、等々、、。

今年こそ、どれか一つはやり遂げて、休暇中にゆっくりときれいになった庭で読書でもしたいものです、、、。




2012年4月27日金曜日

白のコレクション

白、は女性の永遠の憧れなのか、

長年お世話になっている某セレクトショップから白だけのコレクションを作らないか、と提案を受けたのは一年も前だったような気がする。

白、というのは即ちフレンチリネン、ナイティーやランジェリーなどの”BLANC”と呼ばれるラインのこと。古着では可愛いものがたくさんあるけれど、大抵コンディションが悪かったり、サイズが合わなかったり、古着はちょっと、、等等、なかなか着こなしは難しいのが現実。

そこで、その辺りのエスプリで日常に着られるコレクションを作ったらどうかしら?ということになったわけです。

ただ再現しただけでは古着のレプリカの域を超えないので、そこをどう料理していくかが問われる、簡単なようで奥の深いプロジェクト。フランス滞在時代の記憶の引き出し、まだ開いてくれるでしょうか?

clothoとはまた違ったやりがいを感じられそうな、お仕事の始まりはじまり~。

2012年4月26日木曜日

webの話。

「つまり、コントラストだと思うんだよね。」

、、、、やっぱり。

言われて気がつく大事なポイントはいつもココ。何をするにも対比があって、物が引き立つし、思いをクローズアップさせることが出来る。

ウェブデザイン検討中、友との会話です。。製作に没頭すると、同じイメージのまま全てを進行させてしまいがちな私。webも然り。コレクションの素材の匂いに流され、流され、、全てがナチュラル~な所に陥ってしまっていました。

今朝のラジオで聞こえてきた言葉もグサリ。

”物づくりには物語りが必要”

なぜココを忘れてしまうのだろう。
物が語る物語を自分のそれと履き違えてはいけませんね。

20年来の大切な友人の一言は、今度こそ!私の心にしっかりと響き、刻まれた!?と思います。

本当に、、、持つべきものは友、と帰りの電車で思いました。
GWはウェブデザイン改革に勤しみます。





2012年4月24日火曜日

まずは1枚

今日はカタログ作成も一段落、秋冬サンプルも貸し出し中なので、アトリエの中はかなりスッキリ。

ふと思い、次のシーズンの1枚をはじめました。

まだテーマも何も決まってはいないのだけれど、こういう時間のあるときに頭にモヤモヤと浮かんでいるものを一度形にしておくのは大切なことのでは?

そういった直感的なピースは、以外とコレクションを進めるうちにコンセプトの中に埋もれてしまい、けれども実は必要な1枚だったりするものです。

職業病というものか、テーマや全体のまとまりにばかり目がいってしまって、最初に何がやりたかったのか振り返れない事態にいつもおちいる私。今シーズンはしばらくこの作業を続けてみようと決めました。

今日の1枚は春のショートコート。
無地も良いけれど、大振りのプリントも、??と思案しながら作業は進みます。

2012年4月23日月曜日

始まりは雨の一日

心新たにはじめるブログの第一歩は雨の降り止まぬ一日でした。