2012年5月30日水曜日

Anything called "Dentelle".

ここ何週間か、毎日のようにレースと睨めっこをしているような気がする。。。

OEMの企画で選び、新しいラインで選び、さらにクロトのコレクション用にまた選び、と毎回要件はちがうのに、開くカタログは同じときているから付箋だらけになってしまって、、今日はさすがに頭痛がしてきた。

そもそもレースの世界は遠くから眺める位が好きなので、使いこなすのはどちらかというと苦手科目。

リバーレース、チュールレースなどの繊細な物には目がないけれど、どうしてもアンティーク調になってしまうし、ナイロン系のラッセルレースは今一良さがわからない。。トーションレースもスッキリ上げるのは難しいしいしなぁ~。そうなるとモチーフも全部オバサン臭く見えてきて、あ~、ため息。。。

それならば、クロトのコレクション位レース使うの止めれば?
いやいや、そこがアタマの面白い所。今回のテーマにレースは不可欠って事になっているらしいですよ。

ってなわけでやるからには極めるべし。可愛いピース目指して明日もカタログと格闘します。

2012年5月28日月曜日

Admiration of linen

今日は先日伺ったリネン屋さんから聞いたお話。

日本では常にフレンチリネン、ベルギーリネン、リトアニアリネン等、色々な産地の麻が話題にのぼっていて、それに対する憧れは永遠のよう。

でも正直な話、20年服を作っている私でも、素材だけを見て産地を当てるのは到底無理。そして心では産地なんて実はどうでも良いなんて思っていたりする。

リネン屋さんいわく、

日本のお客様が求めているのはヨーロッパの古着であるような徹底的に洗い込まれて密になり、くったりとしたテーブルリネンのような風合い。一方ヨーロッパのお客様はくったりとしたぬめりの上に乗るツヤの良いリネンなのだそう。

なるほどお国柄が出るものですね。勿論各地特色はあるのだろうけれど、どちらかと言うとこの場合、好みの方にお国柄がでているような気がします。

生地屋にとってのスタート地点はどちらにしても高密なリネン、そこにどういった加工で風合いを作っていくかが勝負、試行錯誤の末、同じ番手の麻素地からは実に色々な風合いの生地が出来上がっていきます。

“これはね、ヨーロッパのメゾンのリクエストで作った生地。”

“ネップが多いって言うんで、もう作られへん、って言うたんですけど、どうしてもってことで改良したのがこれです。ピカピカでしょ。”

“これを見た日本のメーカーが、これをもう少し軽くってことで作ったんがこっちね。”

“ほんで、その後更にカジュアルにって言う客がおってぇ、こうなるわけですよ。”

何だか最初のが一番良いような、、、最後のは随分こなれちゃいましたねぇ。と私。何でもこねくりまわしすぎると駄目なんだよなあ、、。

それにしても日本の高密度素材の技術は世界一。その技術で何を表現できるかがセンスなんですね~。全部いいとこ取りは結局二流になってしまうのかも?




2012年5月25日金曜日

Flat house lovers club

久々の快晴にアラタ クールハンドさんが家の取材に訪れました。

彼は長年米軍ハウス、文化住宅などを取材して回っているイラストレーターで、「古くて新しい平屋暮らし」を推進する伝道師。既に4冊の本を出版しています。

今日は築50年を超える自宅、“ジャパマハイツ”を撮影に、なんともカッコいいキャンパーで登場!

超特大のサンドウィッチの昼食の後、おしゃべりをしながら進む撮影。先月アトリエを取材して頂いている時もそうでしたが、平屋にまつわる色々な話を彼から伝授。こちらは当の住人にも関わらず、知らないことばかりで。。ホウホウ、、と頷くばかりです。撮影しているものは、と言えば、かなりマニアック、???な今の住宅には見られないゆる~い建築スタイル?見る人が見れば既に解体の検討にでも入ってしまいそうな箇所がお気に入りのご様子でした。話を聞けば聞くほど本当に平屋に熱いお方です。

そんな中、時間はあっという間に過ぎていき、夕方撮影もひと段落という頃。。。

彼のお友達夫婦が合流することになりました。

聞けば彼らはアラタさんに輪をかけて平屋loversだと言うではないですか。

気さくにハウス事情を聞かせてくれた後、今一番深刻な、平屋住宅保護の問題の話をしてくれました。

何でも最近は住宅の老朽化に伴い、大家の代替わり、心なき不動産屋、不当な料金を請求する修理業者などの問題が増えている為、解体に向けてのエスカレーターが日々加速しているとの事。そこに彼らは今、無償でその保護に乗り出しているというのです。

(凄すぎる!!!)

この御三方、住宅そのものに魅了されているだけでなく、それを取り巻く環境、コミュニティーの大切さを理解しているからこそ、ここまで親身に取り組むことができるのだなあ、と社会的な取り組みに自ら行動を起こしている彼らに私は尊敬の眼差し。

放っておけば後数年で解体されてしまうであろう住宅のレスキュー隊。なかなかできることではありませんね。

この日の夜は、そのまま平屋loversのバースデイパーティーへとなだれ込む形となり、そこでも沢山の方々の熱いハウスへの思いを聞くこととなりました。

結果、もっと大事に住んであげなきゃな、とちょっと我が家に愛を感じ〆。


おススメ:FLAT HOUSE LIFE アラタ クールハンド著 マーブルトロン発行










2012年5月22日火曜日

Linenの世界

ここは東京新橋。

20年来の友人に京都に本社がある麻専門の生地メーカーを紹介してもらいました。

小さなショールームに所狭しと並ぶ生地スワッチをざっと見るだけで、良い物を作っていることが感じ取れ、商談を始める前から"ココはいいかも。"、と思わせてくれる何かがあります。

スワッチを見せてもらう段になり、、、担当者の方を見てなるほど!と納得がいきました。

企画者が何とも楽しそうに商材を勧めてくれるのです。

"どうです、めっちゃいいと思いません?これ絶対パンツですよ~。かっこいいわ~。"

この素材を一番愛しているのは僕なんだよ、と言わんばかりに。。。不景気の中、コストコストで渇渇のメーカーが増えている中、こういう方に出会うとこちらまで嬉しくなってしまいます。

この勢いに飲まれた感もありますが、生地はどれもリネンの美しい艶を残しながら、絶妙にとろみやぬめり、時にはふんわりとした軽さを備えたものであり、だからといってクラシックに留まらない適度なカジュアルさも持ち合わせていて新鮮なものばかり。あ~、どれも皆使ってみたい~~!という気にさせられます。

最近は打ち込みの浅いボイルタイプのリネンが良く出るそうですが、私は高密でちょっとくったりとした素材の虜になってしまいました。

まあ、お値段も素晴らしいけれど、良い素材に目のない私は、心はすっかりクリエーター!?
良いも悪いも色んなデザインがグルグルグルグル。、。、。、。、。

デザイナーをやっててよかったな、と思える一時でした。



2012年5月21日月曜日

Solar eclipse of today

今日は待ちに待った金環日食でした。

次に東京で見られるのは300年後、ということで、何週間も前から眼鏡を用意していよいよ当日!少々の雲がかかることもありましたが、至って好天。神秘の瞬間を楽しみました。地球から見ていると太陽と月が動いているように見えますが、実は軸は太陽なんですねえ、、、。この大地が少しだけ動いているような??感じがして、何度体験しても興奮を覚えます。

この日食、月食にまつわる現象。見る度にその世界に引き込まれていくのはなぜでしょう。

幼いころから数々のこの手の体験しましたが。1999年のフランス皆既日食は特に印象的で、大切な思い出の一つとなっています。

ノストラダムスのハルマゲドン予言の時期と重なったこの日、私はパリの街を抜け、電車でノルマンディーの片田舎までわざわざ出かけて行きました。方角以外は目的地は決めず、適当な駅で下車してからは、雲の切れ間を目指してひたすら田園をさまよって、さまよって、、遮るものはな~んにもない原っぱにたどり着きました。

私たちのほかには誰もいないその場所で迎えたあの瞬間。。。

あたりの気温が一気に低くなり、ものすごい突風が吹き荒れ、鳥の声が一瞬にして止みました。
日没のような闇が宿り、そして皆既日食。。。

今となっては笑い話ですが、正にこの世の終わり、に立ち会ったような気分で鳥肌が立ったのを覚えています。

あまりの衝撃に、翌年見られるという南アフリカの皆既日食に、その時は本気で行く気でいましたけど。。。まあ、そんなお金とヒマはありませんでした!

いつもは何となく眺めている月も太陽も、そしてこの大地も本当に奇跡の代物なんですね。次は6月6日。金星が太陽の前を横切るそうです。

占星術的にはどんな意味があるのだろう、、と思いなどを巡らせながら、次の奇跡を待つことにしましょう。







2012年5月16日水曜日

真夏の企画

5月とは思えぬ日差しの中、某セレクトショップへ真夏物企画のミーティングに行ってきました。

久々のブティックはすっかり夏の装い。店内には冷房が入り、ノースリーブの可愛らしいスタッフの方々が涼しげに迎えてくれます。が、このスウィートな品揃えに全くそぐわない出で立ちの私は、残念ながら真っすぐ2階のオフィイスへ。

今日は真夏物のワンピースを初め、GW前から溜めに溜めていたオリジナル、ライセンス商品の企画を一気に進める日。私の頭ではかなり理解不可能な、エコバッグのえぐい色合わせに始まって、アンティークテイストの白のシリーズ、ストリート系真夏のマクシワンピ、プリントワンピ、セール後投入予定のバカンス仕様のお出かけワンピと、頭の中を切り替え、切り替え、3時間た~っぷり働きました。

それにしても、経営者のI氏のすごいのは、欲しいものがきちんとわかっている所。こまかなディテールに関しては一緒に進めていきますが出来上がりのイメージがぶれないので、詰めていく方も提案のし甲斐があると言うものです。顧客をきちんと抱えている老舗ならではの物の作り方だと、毎回感心させられます。

コレクション制作とはまた違った物作り。
勉強になる事沢山ありますね。

2012年5月15日火曜日

ちょっと寄り道、のパリの風景。

スクラップ資料集めでちょっと寄り道。

珍しくパリに惹かれている今日この頃、現地在住の友人、知人の書き下ろしたパリ案内を改めてパラパラ見直しながら、つくづくパリは一々悪くなかったなあ、、、なぜ気がつかなかったんだろう、と思ったりする。

日本に星の数ほどもある、女子向けのパリ案内や雑誌の特集。どれを見てもあんまりピンとこなかった私が、なぜこの2冊で感慨にふけるのか。

それは恐らく、いわゆる日本人の夢見る白いアンティークのパリではなくて、そこに息づく今の文化を支える物語が見えるからなのだと思う。

勿論内容は蚤の市の案内だったり、溜息の出そうな美しい花屋、宝石のようなお菓子の並んだパティスリーだったりと、一般のガイド的な物も多いのだが、その中にモダン建築、街中に散らばる奇妙なオブジェ、グラフィティーアートなど今のパリも自然に溶け込んでいて、それがとても心地よいのである。

そして、そのどれもがxxx風ではなくてオリジナル、アンティークかつ現役であり、それを愛する人によって日々ストーリーが今も積み重ねられていること。これが本当に素晴らしい!古いものをきちんとメンテナンスして、手から手に受け継ぎ、持ち手の価値を重ねていくことによって、本物は出来上がるのかもしれないなあ。。。

ブランド巡り、蚤の市のショッピング三昧も良いけれど、それぞれに息づくストーリーに思いを馳せながら、ゆっくりお散歩旅行、っていうのもお勧めですよ。

今日の2冊、もし機会があれば手にとってみてくださいね。

清水友顕著 パリ蚤の市散歩 Marches aux Puces de Paris コスミック出版
佐藤絵子著 パリの一番 Le meilleur de Paris  パイ インターナショナル

2012年5月12日土曜日

color scrap

来春の準備を進めています。

気になる色目を片っ端から切り抜いて、レイアウトは構わずペタペタとスクラップブックに貼り付けていく作業。

これを、シルエット、ディテール、プリントやモチーフと、どんどん進めていくと、、モワッと何とな~く、やりたい事のイメージが視覚として見えてくるのです。

私はこの時間がコレクションシーズンの中で一番好きかもしれません。夢見る夢子になりきって、妄想の世界に耽ります。出来上がった世界に満足して、すっかりコレクションが出来た気になってしまうことも多々あります。、というか、いつもそう。。。あ~幸せ。

Mais,attention Mademoiselle!!
(でも気をつけて、マドモワゼル!)

これはまだコレクションのほんの序盤。実践はこれからなのですよ!テーマ、素材、デザインにパターン。まだなぁんにも始まってはいないのです。

ので、くれぐれもお気をつけあそばせ。

2012年5月10日木曜日

春は切手の季節

春は私にとって切手の季節です。

子供の頃、そのデザインの多様さに、誰でも一度は切手集めをしたことがあると思いますが、その一時を除いて、自分にとって切手は”支払い済の印”以上の何者でもありませんでした。

特にメール便という便利物が出来てからは、集荷はあるし、値段も割安、追跡も出来る、ということでそちらをご利用、郵便局にはすっかりご無沙汰に。

ところが2年前、ある事がきっかけとなりました。

新しく取引を始めたニット糸の会社の請求書の切手に、ふと目が留まり。。

”なんて綺麗なんだろう。”

内容はただの請求書でしたが、何だか相手のことを思って選んでくれた1枚のような気がして、それまで気にも留めていなかた切手が急に気になりだしました。

そして次の月の請求書。
やはり封筒には季節に合った美しい切手が添えられていたのです。

些細な事ですが、その好意に本当に心洗われた気持ちを抱き、是非是非見習わなければ!とそのとき私は思ったのでした。

それが私の切手チェックのきっかけとなった出来事。

局へ行くたびに切手売り場をのぞいては、貼られた封筒を思い浮かべ、あ~でもない、こ~でもない、と新たな出会いを求めます。

私論ですが、春は毎年美しいモチーフが沢山でる季節なのではないでしょうか。

基本実用なので80円切手しか買えないけれど、今日も良いものが幾つももあって、、迷った末写真に載せた1枚を購入しました。

小さな世界の思いがけない美、大切にしたいです。







2012年5月9日水曜日

2eme bureau

パリの某ブランドでアシスタントデザイナーとして働いていた頃、日々の雑務に追われるアトリエの空気に耐えられず、2nd officeと名を打ってしばしば近くのカフェに逃げ込んだものである。

天気の良い日にはちゃっかりテラスに陣取り、すばらしい開放感!頼むものはもちろん

"Un demi s'il vous plait!" (ハーフパイントのビールです、勿論)

仕事気分なんてすっかりどこへやら。
まぁ、たまにはストレスフリーな脳がサクサクアイデアを提供してくれたりもするけれど、大抵は実務は忘れ、おしゃべりに明け暮れる。そして、結構な割合でアトリエから強制帰宅のお迎えがあり、その時間には職人たちも一息ついていたりして、、、、そうして夏の一日は過ぎていった。

クリエーションをするフィールドとして、そこの生産現場はあまりに酷な環境で、想像力も、コレクションのアイデアも、そのストレスに打ちのめされてしまうのが日常茶飯事。そこから逃れる術なり、場所なりが時として必要だという結論から、私たちはそのカフェを2eme bureauと名付ける事としたのである。

以来、どこで物作りをしていても、その存在は心のどこかにうろついていたのかもしれない。

さて、今日は天気もよいので、飯田橋のカナルカフェでお友達とランチ&ミーティング。
そこは都心には珍しく、水辺だからか実にゆったりした時間と空気がながれており、何とも解放的な気分。それがふと、かの記憶をよみがえらせた。

東京は、都心には良いカフェはあっても人、音、情報で溢れかえっているし、郊外では自然はあっても、ソティスフィケートした空間を見つけるのは至難の業。結局私は後者を選び、日本の2nd officeはお預け、ということになっていた。

しかし、ここはそんなジレンマを払拭してくれる空間。
都心にいることも忘れ、女3人の~んびりと午後のひと時をすごしたのでありました。

ちと遠いけど、あった、あった、東京の2eme bureau.



2012年5月7日月曜日

とりあえずのカーディガン

GW明けの1日目はカーディガンについて考えている。

この1週間で随分と梅雨にむかって前進したような、ムッとした湿度のもとに迎えた月曜日。
気温は23度まで上がるらしいけれど、朝晩はちょっとね。。と(今更ながら)カーディガンを引っ張り出した。

ここ何年も、春夏のコレクションでは必ずカーディガンを作ってきたし、アシスタントにきいても

”カーデがほしい”

といつも言われるので、毎年ニットの1枚目は大体においてそのデザインから。

なんとも便利なアイテムで、春先は羽織物やワンピ代わりとして登場し、夏の冷暖房がきつい季節には、再びその身を守る必須の1枚として重宝される。

だからこそ合わせやすいように”仕上がりはさっぱりと”を心がけ、欠かさず作るようにしてきたのだけれど、、、。

しかし、なんだか今年はちと違う気分なのである。

春のベーシックなカーデってホントに毎年いるの?

ニットと布帛のラインを分けたせいで、ベーシックな部分をそこに預けてしまえるせいか、デザイン面が表にでる布帛ラインでカーディガンをつくるなら、もっと遊んでいいんじゃないか、という心が沸々と心に沸いている。。。

春先の羽織は一重のコート、カーディガン、軽めのジャケット、革ジャン、、、etc。

と、色々種類はあるけれど、いつも探しているうちに季節の方が逃げていく、作る側からすると実に悩めるピース。

そしてカーディガンも然り。。。
さあ来年の1枚、どうしよう?

2012年5月4日金曜日

Routine


計画どおりに事は運ばないものというけれど、よくも毎日降り続いてくれるものであります。

外での仕事は今日も無理。
朝から気を取り直し、ウェブのリニューアル作業を続けることにしました。

レイディオヘッドの音楽をセット、お湯を沸かしてビスケットも用意。紅茶はもちろんアールグレイ。。

、、、とパソコンに向かう前の準備が長い私。 (やりたくないの?)

あれ???紅茶が切れているではあ~りませんか???どうしよ、、、。

別に紅茶がなくてもいいじゃない、作業には何の問題もありません。とは思うのですけれど、
何だか落ち着かなくて、ちょっとイライラ。いそいそと買いに出かけました。

こういう小さなルーチン、皆様ありませんか?

私にとって紅茶とは、ミルクのたっぷり入ったアールグレイ。もう10年以上も前から決まっていて、
それにはお伴のお菓子がなくちゃあいけません。イギリスのボロボロに砕けるマクビティがあれば言うことなしです。これが揃ってこそ安心して作業も進む、というもの!?

ルピシアで美味しい茶葉を入手。よかったよかった。

結局時刻はお昼近くやっと準備万端となり、安心してリニューアル作業に向かうこととなりました。

雨の止む気配もなし、どうやら今日も一日パソコンの前で悩むこととなりそうです。




2012年5月1日火曜日

DIYな週末

先日書いたように、この週末から自宅メンテに取り掛かっています。

ココは米軍横田基地のお膝元。米軍ハウスといわれる平屋がまだ数多く残る地区で、自宅もアトリエもこの一風変わった愛すべきハウスを賃貸しています。

しか~し、問題はそのコンディション。何しろうちは築年数ざっと50年はゆうに超えるボロ住宅で、床なんかもかる~く傾いていたり、外壁は先日の強風でペラペラめくれ、完全に抽象壁画の域。
色んなところが常にマズい状態が当たり前で、、そんな家にいちいち大家が修理の手を差し伸べてくれるはずもないというわけ。

さあ、今回はどこからかしら?

まずは簡単そうに見えるが故に3年間手につけていなかった窓枠の塗装に着手。
スモーキーなペパーミントを!と直感でペンキを買い、いそいそとマスキングマスキング。

翌日早朝から仕事にかかりました。

頭に思い描いた微妙なニュアンスとは裏腹に、刷毛からついたその色は、、

甘かった。。。

なんだかとっても綺麗、クリーンなミントグリ~ン。あぁ、やっぱり日本のメーカーが出す色はこんなもの。ボロ壁の醸し出す強力なインパクトの前に、私の幻想は崩れ落ちていきました。。

今更色を変える気力もなく、2週間後は馴染む、馴染む。。。と今は祈るばかりでございます。